2010/10/20

90歳ヒアリングをしたわけ その1


このブログでは文字面だけ”90歳ヒアリング”と何度も書いていますけれど、これ一体何なのか なぜこれを始めるにいたったか について、かいてみます。

数年前より東北大環境の石田/古川先生のもと 新しい切り口で物事を考えすすめていくやり方 について教えていただく機会に恵まれ あーでもないこーでもないを繰り返していました。いくつかのコンテンツの中”家庭部門のエネルギー”がテーマだったことがありました。
昭和35年 「家でつかうエネルギーは今のちょうど半分だった」その時はまだ「省エネ」なんて言葉はなかった オイルショックまえですものね。もちろん電化はすすんでいなかったでしょうし暖房はストーブに類だし天井には裸電球ぶらさげていたり だったのかなと当時に想いをはせました。それからまた別の考えが浮かんできました それは戦前のくらしってのをまだ昭和35年にはひきづっていたのだろうか 戦後教育が主に消費型であるとするなら戦前のくらし方の母型はどのぐらい昔までさかのぼれるのか といった類いのことをです。昔には戻れないというよく聞くフレーズも本当なのかと疑う気持ちもありましたし(昭和35年のくらしに戻せば▲50%ならそんなに難しくない気がしました。) そんなわけで本で探すより生きてる人に聞いた方が早いな という直感でおじいちゃんおばあちゃんに聞いてみることにしたのです。ですからもともと90歳ヒアリングの仕組みがあったわけでも 手法を構築してみようなんていう積極的なものもまったくありませんでした。ちょっと まんじゅうでも買って久しぶりにおばあちゃん家に寄って お茶のみながら昔の話聞いてみようか なんていう ごく ごく 軽い始まりだったのです。

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